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暗いものは何もない。

美しさ、笑い、時に涙がある。

2025年8月16日(土)
Story

「もう半分の人生」を生きる
~ALS患者・畠中一郎氏の挑戦~

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一般財団法人すこやかさ ゆたかさの未来研究所

代表理事 畠中一郎氏

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ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病をご存知でしょうか。全身の運動神経が変性し、筋肉の萎縮が進行し、最後には呼吸ができなくなる病気です。多くの患者さんは、診断から3-4年で亡くなると言われています。普通と違うのは、進行性であり現代医学では治療法がないということです。私たちの附設高校の同級生で、ハーバード大学MBAで経営コンサルタントである畠中一郎氏がこの病気に罹患しました。 2021年8月に診断されると、彼はただちにALSのための財団を創りました。 

 

そして2023年の夏、畠中氏はパリでALS患者のドキュメンタリー映画「不屈の夏」を観て、その滞在中に制作者の一人であり患者であるオリヴィエ・ゴアと会いました。そして、映画の日本での放映権が畠中氏の財団に与えられ、オリヴィエは日本を訪問し日本での上映会の模様がNHKの「おはよう日本」で紹介され反響を呼びました。彼らの行動力には驚かされます。 

 

「難病に罹ったのに何でそんなに前向きになれるの?」と彼はよく聞かれると言います。オリヴィエにも同じ感想を持つ人が多いと思います。畠中氏がある講演会で語った「もう半分の人生」という言葉があります。勉強して、いい学校、いい会社、いい職業、いい収入、いい結婚、いい家族という階段を登ることは、人生の意義の半分でしかなく、大切なのは「もう半分の人生」の意義だということです。それを、彼は「世のため人のため」と言います。「利他」と言ってもよいでしょう。

 

彼の財団設立、「不屈の夏」の放映などに関わるエネルギーの源泉は、ここにあるようです。そのエネルギーを感じ、受け取り、広め、繋ぐことが、私たちに与えられた役割です。私たちの「今日は昨日のようにあり、明日は今日のようにある」ものの、緩やかな下り坂で生きているという意味で、同じ無常の時を生きている訳です。この映画を観て、上映会での畠中氏の講演を聴いてください。そこで「もう半分の人生」の意義と意思を共有していただければと思います。上映会の入場料は無料で、営利を目的とするものではありません。上映会開催の趣旨にご賛同いただき、ご支援、ご協力をお願い申し上げる次第です。                 

上映スケジュール

2025年8月16日(土)​

<午前> 開場 10:30 開演11:00 終演13:30​

<午後> 開場 14:30 開演15:00 終演17:30

料金 : 入場無料

内容(2時間半程度)

 ・畠中一郎さんによるトーク  

 ・上映会            

 ・ゴアさんメッセージ・日本語  

〜アクセス〜

久留米シティプラザ「久留米座」

〒830-0031 福岡県久留米市六ツ門町8-1

公共交通機関でお越しの方
  • JR久留米駅から

    • 【路線バス】約10分「六ツ門・シティプラザ前」下車すぐ

    • 【徒歩】約20分
       

  • 西鉄久留米駅から

    • 【路線バス】約5分「六ツ門・シティプラザ前」下車すぐ

    • 【徒歩】約10分

Directions
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